フィフティーシックスのムーブメントは時計好きにとって非常に議論の分かれ目だと思いますし、自社ムーブメントが好きな方は「ガワ時計」だと揶揄される方もいらっしゃると思います。私個人としては、見ごたえのある仕上げと価格に免じてしゃーなし！と思います。

２本に共通するのは、華美な装飾に頼らず、時計を構成する小さなパーツを徹底的に磨き上げ仕上げることで、ただならぬ高級感が生まれていること。

　また、サファイアクリスタル製のケースバックからは、ムーブメントに施されたコート・ド・ジュネーブ装飾を観賞することができる。

そんな私の感性にはバシッと刺さったのですが、惜しむらくはソリッドケースバック。。。この薄さを達成するために敢えてサファイアガラスを付けておらず、トランスペアレントバックにしていないとのことです。

「パトリモニー」は無駄のない洗練された美しさを放つ、ヴァシュロン・コンスタンタンの人気コレクションだ。

オールマイティに使えるとはいえ、カジュアルよりのドレスウォッチであることと、性能に少し問題がある点に鑑みると、ファーストウォッチやドレスウォッチの一本目として選びたい！という方には正直あまりお薦めしないです。

5Hz�?Hzではなく4Hzだということです。ムーブメントはもちろん「ジュネーブ・シール」のお墨付きで、見るだけで楽しく、手首にはめれば信頼できる仲間となってくれます。多くの時計メーカーが、あからさまに過度な加工や派手な構造を見せつける新種のキャリバーを求める中、本機のようなスタイルのムーブメントは最近ではファッショナブルとはかけ離れています。しかし本機は、インスピレーションの源としてより多くの人が振り返るべき完璧な例だと、僕は考えています。

見た目の差異を挙げるなら、パーツの仕上げやデイト表示の位置、ダイヤル文字のフォント、ブレスレットの装着感など、非常に些細なものだが、新旧を並べるとキリッと締まった印象を受ける。

マサ�?パスタイム「凪」「蒼黒」。アンティーク時計とともにたどり着いたライフワークの集大成

※掲載されている情報及び価格は、各ページが公開された時点のものとなり、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

ブレスレット　18Kイエローゴールド、サテン仕上げ、トリプル・ブレード・フォールディング・クラスプ付き。

マサ�?パスタイム「凪」「蒼黒」。アンティーク時計とともにたどり着いたライフワークの集大成

一方で、既にある程度コレクションを持っている人には、ニッチなスキマを埋める一本として間違いないと思います。そういう方はウォッチボックスのうち何本かは常に止まってると思いますので、多少精度が悪かろうがリザーブ短めであろうが、極論関係ありません笑。迷わずフィフティーシックスおすすめです。

ヴァシュロン・コンスタンタンの「パトリモニー」と「トラディショナル」は、それぞれ似て非なるコレクションだ。歴史や特徴を知れば、両者の違いはもちろんのこと、パトリモニーの魅力を理解できるだろう。パトリモニーがたどってきた歴史やその魅力、注目モデルを紹介していく。 get more info